業界について

section_top_photo01建築業と聞くと、経営環境が厳しいのではないかと不安に思う人も少なくないでしょう。
でも、私たち太陽は、この10年間ずっと増収増益を続けています。その最大の要因は、私たちが新築建物をつくる建設会社ではないことにあります。

建設不況の中で、太陽が躍進し続けるのには理由があります

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現在、日本の総住宅数は5759万戸。そのうち空き家は756万戸(13.1%)もあります。つまり、供給過剰の状態。新しく家やマンションを建てても、売れないのは当然なのです。日本の人口は2015年をピークに減少していきますから、新築物件だけをつくる建設会社は、今後ますます経営が厳しくなることが予想されます。

逆に既存の建物は、年数を経るごとに老朽化が進み、今後さらに改修・修繕のニーズが高まっていきます。私たちはこうした変化をいち早く察知し、リニューアル(改修・修繕)事業を本格化させました。建設市場の主役は「新築」から「リニューアル」へ。時代は私たちに追い風となっています。

組織を大きくできないのではなく、あえて大きくしないのです

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2055年には8993万人に減少すると言われている日本の人口。65歳以上の高齢者は現在の19.9%から35.7%に増大し、超高齢社会になると言われています。住む人が年齢を重ねれば、必然的に建物も歳をとり、私たちが活躍する場面は多くなります。 将来来有望なリニューアル市場。その先駆的なノウハウを有する私たちにとっては、いまが上場をめざすチャンスなのかもしれません。でも、必要以上に企業規模を拡大せず、できるだけコンパクトな組織でいたいと考えています。

私たちが手がけるマンションの大規模修繕工事は、一棟一棟すべてオーダーメイド。自動車や家電メーカーのような大量生産・大量販売のスケールメリットはほとんど役に立ちません。だから規模で勝負するナンバーワンではなく、提案内容や施工品質で選ばれるオンリーワン企業をめざしたい。私たち太陽は株主よりも顧客の利益を優先する経営を推進しています。

企業活動がそのままエコ。地域にも、地球にも必要とされています。

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いまのペースで二酸化炭素(CO2)が排出され続けると、1万年という途方もない時間をかけて3~6度しか上昇しなかった気温が、このわずか100年という一瞬で6.4度も上昇するかもしれないのだそうです。環境問題はまったなしの状態なのですね。

2009年6月から長期優良住宅制度が施行されました。これは、何世代にもわたって住める長寿命の建築を推進するために導入されたもの。建物を長持ちさせることで、建て替えによる資源ロスや廃棄物、エネルギーの消費を抑え、少しでも環境に対する負荷を軽減しようという国を挙げての取り組みです。

私たち太陽が推進してきた大規模修繕工事は、長期優良住宅制度がない時代から、立て替えをしなくても、建物を長く快適に住めるようにリニューアルしてきました。スクラップ&ビルドからエコへ。地球環境問題が注目されるずっと前から、私たち太陽は環境にやさしいシゴトを行っています。